カテゴリ: 雑談

どうも倉庫番Touch面作者 NM です。

主に英字倉庫などを作成しました。

NMの作成した面はいかがでしょうか?

楽しんでいただけたら幸いです。


何とか難しくしてやろうと、悩んで面を作成するものの

後で解いてみると思ってもみなかった手順であっさり解けて

涙を流しながら作り直す毎日です。

ホントにパーフェクトリベンジの面を作成した人はすごいですね。


これからも、面としてのやりがいはもちろんですが、

英字倉庫のような見た目としても面白い面を作って行けたらと思います。


とりあえず最初は自己紹介ということでこの辺で、

他の人はいっぱい書いてますね、大丈夫かな


  私が奴と出会ったのは、春先の晴れた午後だった。
  陽気に誘われ町に出た私は、咲きかけた桜の下を何気に歩いていた。
「ん?」
  前から派手な格好をした男が、右へ左へと道行く人に誰かれとなく声をかけている。
  オーバーオールに赤いシャツ、黄色いキャップという出立ち。
  一見子供のようにも見えるのは、派手を通り越してもはや珍妙に近いスタイルだからかもしれない。
  新手のサンドイッチマンか?
  道は遊歩道。それほど広くない。引き返すと追いかけられそうだ。
 話しかけられると、いやだなぁ。
  たまたま私の前には二人連れの女の子が歩いている。
 そうだ、前を行く彼女たちに奴が声をかけている隙にやり過ごそう。
  そう考えて、少し歩を進め女の子たちとの間隔を詰めた。
  これなら躱せると、間合いを見計らっていた。
  我ながら抜かりはない。
  果たしてオーバーオール男が目の前に来たとき事件は起こった。
「ねー君たち・・」と奴は予想通り前の二人組に声をかけた。が、その「ねー」という声が聞こえるか否やの瞬間、二人の女の子は踵を返しUターンした。
  その見事なタイミングに、オーバーオール男も意表をつかれたようだったが、私も面喰らった。
  予想していなかった私は、思わずオーバーオールと目を合わせてしまった。
  我に帰るのが奴の方が一瞬早かった。
しまった。
  相手もそう思ったのだろう。
  奴の「チッ」と軽い舌打ちを私は見逃さなかった。
「いやいや、チッ!はこっちだろう」なんて心で突っ込んでいたら、奴が話し出した。
  さっきの「チッ」が嘘のように、目がうるうるしている。
なっ、なんだぁ〜?
「あの〜僕、ラビっていいます・・・」
  ますます怪しい。
  新手の詐欺か?
「あのう、僕お腹がペコペコなんですぅ。アルバイトに雇ってもらえませんか?前借りで」
  何が小さい『ぅ』だ?あ〜?前借りだと?
  その時、奴の手がしっかり私の袖を掴んでいるのに気付いた。
  それも半端ではない力だ。
  絶対に離さないという決意が手に込められている。
「倉庫係でもなんでも結構ですぅ~」

  心地よいはずの春先、私の心には秋風が吹いていた。
  それが奴との出会いだった。

  つづく。
してはいけません
 




 


倉庫番を作ったのが1981年。
いや、もう少し前だったかな。
個人で作って、知り合いや家族に解かせては、その悩む姿にほくそ笑んでいた。
会社を作る前のことだ。
だから、その時はまだラビくんという名前はない。
ラビくんという名前は、その後シンキング・ラビットという会社名から安易に取ったものだ。
何が安易って、これほど安易なネーミングはないだろう。
思い返すも他に何かあるだろう。
後の事だが、あるメーカーが倉庫番を移植した時、形助(かたすけ)という名前にされたことがあった。
片付けるから、形助というのも安易だが、ラビットからのラビよりマシかもしれない。
違和感はあるが、会議で悩んだ末の結果であろう。
それがどんなメンバーだったかは想像に難くない。
なんたって形助だ。

やがて、ラビくんという名前は私の分身になった。
さて、そうなると、私は倉庫職人であり、片付けるラビくんであり、会社名でもあり、会社社長ということになる。
自分で、倉庫番を考えて、自分で面を作って、自分で解いて、自分で売っていたのである。
自家撞着もいいところ。
これでは、まるでミステリー「シンデレラの罠」じゃあないか。
『私はその事件で探偵です。また証人です。また被害者です。そのうえ犯人なのです。』というアレだ。
そういえば、この作品名を倉庫のタイトルにした覚えがある。(倉庫番Touch ファーストステップ#4/02)
まあ、小説ほどトリッキーではないことだけが心残りである。
今となっては遅いが、これも安易に名前をつけるんじゃあなかったと反省している。

ここまで書いておいて、ラビくんの名前といい、倉庫のタイトルといい、安易この上ないことに気づいた。
わっ、そういえば倉庫番エディターを考えたのも、人に倉庫面を作ってもらって儲けようという安易な考えだった。
そうだったのだ。自分の人生は安易の上に成り立っていたのか。(木枯らしヒュ〜)

調べてみた。
あん い [1] [0] 【安易】( 名 ・形動 ) [文] ナリ
①困難がないこと。たやすいこと。また,そのさま。 「 -な問題」
②特別な工夫や努力のないこと。深く考えないこと。また,そのさま。 「 -に流れる」 「 -な発想」 「 -に過ぎる」
[派生] -さ ( 名 )

ん?努力せずとも、たやすい?
これって天才のことじゃあないか、私は天才だったんだ。
と安易に考える私であった。


せっかくなので本を紹介。
セバスチアン・ジャプリゾ 『シンデレラの罠』
シンデレラの罠s
古い方のカバー(右)も載せておいたぞ。
 

(この記事は、sokoban Advent Calendar 2016にエントリーされています)

-M-です。

今日はなんとなく、妄想を垂れ流すつもり。

倉庫番って、公式の作者がせっせと面を作って、そしてせっせと解いてもらうだけ……ではよくなくて。
本来こうあるべきっていう姿があるんですよね。

これはあくまでカスタマーサポート担当兼雑用係の僕が
「こうしたいな、できたらいいな」
を垂れ流してるだけであって、チームとして公式にロードマップを発表するようなものじゃないんで、そこんとこよろしくお願いします(笑)


●エディタと投稿機能
これはもう当然っていうか、「ない現状」がひたすら申し訳ない!

僕は若いので「倉庫番」のエディタを触った記憶はないんだけど、「エキサイトバイク」のエディットではさんざん楽しんだ記憶があって(どこが若いんだ)

最近だとマリオメーカーもずいぶん面白かったし、作ったものを人に遊ばせたり、その逆をしたりっていう楽しさは一ゲーマーとしてものすごくよくわかるんですよ。

倉庫番を好きだって言ってくれる皆さんの中には、自分も倉庫番作ってみたい! っていう人はきっといるはず。

なにしろ、かつての倉庫番投稿作品は方眼紙だからね。

倉庫番リベンジのあの巨大で複雑な、荷物いったい何十個あるんだ!? というような面を、コンピューターの助けも借りずに(もしかしたら手元のパソコンで編集したのを書き写したのかもしれないけど)方眼紙に書いちゃうんだから、すごい熱量。
僕がゲームで方眼紙使った経験なんて、ウィザードリィとカオスエンジェルズくらいですよ。

今でもエディタが欲しいっていう人はきっといると思うし、実際にエディタないの? っていうお声はカスタマーサポートにも届いてます。


●手数更新投稿
これ、ある意味もっと申し訳なくて…

僕はカスタマーサポートを担当している都合上、面の最短手数を更新した! っていう投稿を読ませていただいて、データベースに取り込んで……っていうのもさせていただいてます。
投稿してくださるみなさん、

u…上方向移動
d…下方向移動
l…左方向移動
r…右方向移動
 ※大文字なら荷物押し

っていう書式で、自分でメールに書いてくださってて。
これを手書きさせちゃってるのが本当に申し訳なくて、かつ、ありがたくて。
(しかも、びっくりするくらい、公式記録から改善されてたりする!)

公式記録を上回ったら、自動的にサーバに送信されるような、本当はそこまで対応させていただきたいトコなんだけど、なかなかそこに及ばない実情もあって。

申し訳ございません!



●面をレコメンド
Amazonなんかで買い物すると、あなたにおすすめみたいのを出してくれるけど、倉庫番でもそれがあるべきだろうなって思ってます。
これからますます面は増えるから、むつかしい面をばんばん解いてる上級者には「この超むつかしいの解いてみ」ってご提案したいし、初心者には「こっちなら楽しいよー」ってご提案したいんですよね。



●ランキング
解いた面の数、解くのにかかった手数なんかで、世界ランキング作りたいなって思ってたり。
倉庫番は「Sokoban」で海外でも通じるくらいで、海外のファンの方もいるんですよね。
だから、エディタもそうだし、ランキングみたいな競う要素でも、海を越えてやりとりできたらなあって夢見てます。



●女体化
そろそろ怪しくなってきた…(笑)

ラビ君、女性版があってもいいんじゃねーのって、もうずっと思ってます。




や、実際のところ厳しいみたいです(苦笑)

なんとか倉庫番Touchを
100万ダウンロードまで後押ししていただけたら、
500万ダウンロードまで応援していただけたら、
1000万ダウンロードまでご協力していただけたら、
次第にいろんなものが現実のものになってくると思うので、どうかみなさん応援よろしくお願いします!


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